【反面上司シリーズ③】「時間がある時にやっておいて」の功罪

皆さんの周りにもいませんか?

締め切りを伝えずに仕事の依頼をしてくる人。

 

私の今の上司はこれです。

 

「人に仕事を依頼するときは、必ず締め切りを指定して依頼しましょう」って、新入社員向けの仕事のハウツー本の一丁目一番地にあるような基本的なことだと思うんです。

 

でもこれができない。

 

「これ、時間がある時に見ておいてください。」

「これ、お手隙の際にやっておいてください。」

「これ、見てみて何か意見があったらください。」

 

これを言われると、受け手としてはこう思います。

「毎日忙しいしやることもたくさんあるんだから、時間なんてないよ」

 

こう言う曖昧な時間指定は相手に対して非常に不親切。

 

こう言う依頼の仕方をするとどうなるでしょう。

 

真面目な部下は、必要以上に早く終わらせようと焦ってしまったり、

逆に不真面目な部下が締め切りを守らなくてもそもそも締め切りの認識が曖昧だと言い訳されてしまったり、いずれにせよ効率が悪い状況を生みます。

(チームの中で、上記2つのパターンを実際に目の当たりにしてきました)

 

 

成熟した自立型のメンバーが集まっている場合はまだ仕事は回っていきますが、

自立できないメンバーがいる場合は特に曖昧な期日の依頼は避けた方がいいです。

 

ま、いずれにせよ不親切よね。

 

人に何かを依頼するときの締め切り設定は、具体的に伝えましょう。

 

「明日中」ではなく、「明日の17時まで」と言うふうに。

「今週中」ではなく、「2/17(金)の17時半まで」と言うふうに。

 

明日中というと、人によって解釈に幅がありますからね。

明日の就業時間中だと受け取る人もいれば、明日の夜中の0時までだと思う人もいる。

日時と時間まで指定すると依頼者と受け手での認識の齟齬も解消できるし、受け手も仕事のスケジュールを組みやすいです。